AGA治療って安全なの?!治療薬の副作用と主な治療方法まとめ
AGA治療薬で発症する副作用とは
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルの主な副作用は以下のとおりです。
- 多毛症
- 低血圧症
- 不整脈
- むくみ
- ニキビ
ミノキシジルが配合された発毛剤を内服薬で使用した場合、発毛効果が頭皮に集中せずに分散することで、全身が毛深くなる場合があります。また、ミノキシジルは元々アメリカの製薬会社によって高血圧の治療薬として開発された成分なので、血圧を下げる効果を持っています。
そのため、ミノキシジルを配合した発毛剤の使用によって低血圧症を発症したり、不整脈の症状が現れる場合があります。そして、ミノキシジルが持つ血管拡張効果によって低下した血中濃度を正常に戻すため、身体が水分を外に排出する働きによってむくみが起きる場合があります。
また血管拡張効果が皮脂の過剰分泌を促し、皮脂が毛穴に詰まったりニキビの原因菌のエサになることで、ニキビが増える場合があります。
フィナステリドの副作用
フィナステリドの主な副作用は以下のとおりです。
- 肝機能障害
- 倦怠感
- 食欲不振
- 男性機能低下
- 乳房肥大
プロペシアなどのフィナステリドを配合した治療薬は肝臓で代謝されます。そしてフィナステリドは長期間かけてAGAの影響で乱れたヘアサイクル(毛周期)を正常に戻すことで薄毛や抜け毛を治療する成分なので、長期間使用を続ける必要があります。
そのため肝臓に負担がかかり肝機能障害を引き起こしたり、その影響で倦怠感や食欲不振の症状が現れる場合があります。また、フィナステリドを配合した治療薬の使用が原因でED(勃起不全)や性欲減退など、男性機能低下の症状が現れる場合があります。
そして、フィナステリドはAGAを引き起こす原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種の生成を抑制することで薄毛や抜け毛の症状を抑制する成分なので、体内で男性ホルモンが減少することで身体が女性化して乳房が肥大化する場合があります。
AGAの主な治療方法
内服薬
ミノキシジルやフィナステリドなどが配合されたAGAの治療薬を服用する治療方法です。AGAの治療薬は正規品やジェネリック医薬品を店頭や個人輸入などで購入する以外に、病院やAGAクリニックで処方してもらうことが出来ます。
処方してもらうと購入する場合よりも治療にかかる費用が高額になる場合がありますが、病院やAGAクリニックでは体質に合わせて副作用が起こりにくい濃度に調整したものが処方されるため、副作用を発症するリスクを減らすことが出来ます。
塗り薬
AGAの治療薬を頭皮に塗布することでAGAの治療が行えます。しかし頭皮が持つバリア機能に邪魔されて治療成分が十分に浸透しないため、内服薬の服用に較べて治療効果が小さいという問題があります。しかし、治療成分が内蔵を通過しないため、内服薬に較べて副作用を発症するリスクが少なくて済みます。ただし体質に合わないと、塗布した際に頭皮に痒みや赤みなどの症状が現れる場合があります。
育毛メソセラピー
育毛メソセラピーは注射針でAGA治療薬を頭皮に注入する治療方法です。内服薬のように治療成分が内蔵を通らないため副作用を発症するリスクが小さく、さらにAGA治療薬の効果が治療の必要な患部に集中するというメリットがあります。
そして頭皮に麻酔剤を塗布した上で極細針を使用するなど、痛みを減らすための配慮が行われているため施術の際に強い痛みを感じることがありません。また、それでも痛みが気になるという患者のために注射針を使用しないノーニードル育毛メソセラピーという治療方法も存在します。
自毛植毛
自毛植毛は薄毛や抜け毛の症状が現れていない部位に生えている自分の髪の毛を、すでに脱毛した頭皮に植える治療方法です。すでに毛根が死滅して発毛や育毛が困難な場所の髪の毛を増やすことが可能です。そして自分の髪の毛を使用しているため、植毛と較べて植えた髪の毛が定着しやすいというメリットがあります。
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。