AGA治療で肝機能障害?!AGA治療薬の副作用まとめ
AGA治療薬で発症する可能性がある副作用について
ミノキシジル
ミノキシジルが含まれた治療薬の使用で発症する可能性がある副作用は以下の通りです。
- 体毛が濃くなる
ミノキシジルを含んだ内服薬を使用した場合に、発毛効果が頭皮以外の場所へも作用します。その影響で全身の体毛が濃くなる場合があります。
- 低血圧症
ミノキシジルは高血圧の治療に利用する血管拡張剤として開発された成分です。そのため、ミノキシジルを含んだ治療薬を使用することで低血圧症を発症する場合があります。そして詳しい因果関係などは完全に解明されていませんが、ミノキシジルによって発症する低血圧症の影響で頭痛やめまい、冷え症などの症状が現れる可能性が指摘されています。
- かゆみ、かぶれ
ミノキシジルが含まれた治療薬を頭皮に塗布することで、かゆみやかぶれなどの症状が現れる場合があります。
フィナステリド
フィナステリドが含まれた治療薬の使用で発症する可能性がある副作用は以下の通りです。
- 肝機能障害
髪の毛にはヘアサイクル(毛周期)というものが存在して、数年間をかけて「成長期」「退行期」「休止期」という3つの時期を過ごします。そして髪の毛は成長期に太くて長い健康な状態へと成長しますが、AGAを発症すると成長期が短くなります。
その結果、髪の毛が痩せ細ることが薄毛や抜け毛の原因となります。フィナステリドはAGAの影響で乱れたヘアサイクルを正常化することで薄毛や抜け毛の進行を抑制する効果を発揮しますが、そのためには長期間にわたってフィナステリドが配合された治療薬の使用を続ける必要があります。
その結果、肝臓に負担がかかることで肝機能障害を引き起こす場合があります。そして、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど異常が起きた際に症状を自覚しにくい臓器なので、異常を感じた時点ですでに症状がかなり進行している可能性があるため注意が必要です。
- 男性機能の低下
フィナステリドを含んだ治療薬の使用が原因でED(勃起不全)や射精障害、精液量の減少といった男性機能低下の症状が現れる場合があります。
- 乳房肥大、乳房圧痛
フィナステリドは、AGAの原因物質である男性ホルモンの一種の生成を阻害することでAGAの症状が進行するのを抑制する治療成分です。そのため、使用することで身体が女性化して乳房が肥大化したり、乳房圧痛などの症状が現れる場合があります。
治療方法ごとの副作用を発症するリスクについて
内服療法
AGAの治療成分を含んだ内服薬を服用する治療方法です。治療成分が内蔵を通過するため様々な副作用を発症するリスクがあります。しかし個人輸入などで治療薬を入手する場合と較べて治療にかかる費用が高くなりますが、病院やクリニックなどで治療薬を処方してもらう場合は体質に合わせて濃度を調整してもらえるため、副作用を発症するリスクを減らすことが出来ます。
塗り薬
AGAの治療成分を含んだ治療薬を頭皮に塗布する治療方法です。頭皮には外部からの刺激などを弾くバリア機能が存在するため、治療成分が充分に浸透できずその効果が発揮されにくいというデメリットがあります。しかし内服療法とは違い治療成分が内蔵を通過しないため副作用を発症しにくいというメリットがあります。
育毛メソセラピー
育毛メソセラピーとは、注射針を使用して頭皮にAGAの治療成分が注入する治療方法です。頭皮に注射針を使用する際には痛みが小さい極細針を使用し、さらに頭皮に麻酔剤を塗布するなど痛みを減らすための配慮がされています。
そして、育毛メソセラピーではAGAの治療成分が内蔵を通過しないため内服療法よりも副作用を発症するリスクが低く、頭皮のバリア機能の奥へ治療成分を注入するため塗り薬よりも治療効果が高いなど、多くの優れた特徴を持ったAGAの治療方法です。ただし、薄毛治療は美容目的と判断されて保険が適用されず全額負担なので、育毛メソセラピーを行なう場合には高額な治療費用が必要となります。
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