薄毛治療薬「ミノキシジル」の効果効能副作用まとめ
ミノキシジルの効果
強力な育毛効果
ミノキシジルは高い育毛効果をもつ成分で、配合された育毛剤は薄毛治療に効く医薬品として認められています。そして、ミノキシジルはAGA( 男性型脱毛症)の治療にもっとも効果的だといわれています。AGAは遺伝的な要因が強く働いて起きる脱毛なので、生活習慣などを改善しても脱毛の進行を抑制したり、再び頭髪を生やすことが困難とされています。
そのため、AGAが原因の薄毛で悩んでいる方々の間で、ミノキシジルの高い育毛効果が注目を集めているんです。そんなミノキシジルですが、最初から育毛剤として開発されたわけではありません。当初はアメリカで、高血圧に治療薬として開発されました。しかし、高血圧の治療を受けていた患者が相次いで毛深くなり、頭皮に毛が生え始めたんです。
つまり、育毛効果は副作用として偶然に発見されたものなんです。そして、臨床実験により育毛効果が確認されたことで、ミノキシジルは育毛剤として販売されるようになりました。その育毛効果はミノキシジルの濃度に比例して高くなり、一般的なミノキシジル配合の育毛剤は、5〜7%ほどの濃度で販売されています。
種類ごとの効果
- 塗り薬
ミノキシジルが配合された塗り薬を頭皮に塗ることで、育毛効果を得られます。また、タブレットなどの内服薬よりも副作用が少ないことが特徴です。
- 内服薬
塗り薬よりも高い育毛効果があり、ミノキシジルが配合されたタブレットなどを服用することで高い育毛効果が得られます。AGAの専門のクリニックや病院で診断を受けることで、頭皮状態に合わせた濃度のミノキシジルを処方してもらえます。しかし、通販や個人輸入などで入手した場合と較べて、高い費用がかかってしまいます。
効果が出るまでの期間と初期脱毛
ミノキシジルは血管を拡張して発毛を促進する薬なので、使用直後からすぐに効果が現れるわけではありません。また、効果を実感できるまでの期間は塗り薬と内服薬で違います。塗り薬なら数ヶ月程度で抜け毛が減りはじめます。
そして、新しい頭髪が生え始めたり、髪の毛が太くなりはじめれば、ミノキシジルの効果が現れたサインです。半年程度使用してもまったく変化が見られない場合は、ミノキシジルが体質に合っていない可能性があります。そしてタブレットなどの内服薬の場合は、その効果を早ければ数週間ほどで実感することができます。
- 初期脱毛
ミノキシジルによる育毛効果で強くて新しい毛が生え始めるまえに、古い毛が押し出されて抜け毛が増える場合があります。これは初期脱毛と呼ばれる症状で薄毛に悩んでいた方にとって良い兆候なんですが、ミノキシジルが体質に合わなくて抜け毛が進行したと勘違いし、ミノキシジルの使用をやめてしまう方がいるので注意が必要です。
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルは高血圧の治療を目的に開発された内服薬なので、タブレットなどの内服薬のほうが効き目が高いんです。そのかわり、塗り薬に較べて副作用が表れやすいので注意が必要です。副作用が気になる方は塗り薬の方を使っていますが、塗り薬の使用によって起きる副作用もあるんです。以下、ミノキシジルが原因で起きる場合がある代表的な副作用をご紹介します。
- 低血圧
本来は高血圧の治療薬なので、ミノキシジルには血管を拡張して血圧を下げる作用があります。その際に、心臓や血管に負担がかかったり、低血圧の症状が現れる場合があります。
- 頭皮の痒み
ミノキシジルの塗り薬を使用後、頭皮に痒みを感じる場合があります。中に含まれている成分が原因で、頭皮にアレルギー反応が起きているためです。
- 体毛が濃くなる
タブレットなどの内服薬でミノキシジルを摂取した場合、塗り薬と違って育毛効果が全身に現れます。ヒゲや腕毛、すね毛といった、全身の体毛が濃くなります。
- ニキビ
ミノキシジルにより血管が拡張することで、皮脂の分泌が増加します。そのため、ニキビが出来やすくなります。
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